博士課程って何年?学割は使える?お給料は?など様々な疑問に答えるpart1

こんにちは。
今回は「博士課程学生がよく聞かれること」というお題で今まで聞かれたことがある質問に答えていきます。

例外もあるとは思いますが、理系の博士課程の一般的な例として見ていただければと思います。

Q.博士課程は何年あるのか?

A.多くの博士課程は3年、学部が6年間ある医歯薬系では4年。

まず大学は学部が4年間あり、その後多くの大学院では、修士課程(博士前期課程と呼んでいるところもある)が2年間あります。修士課程が終わると博士課程(博士後期課程と呼んでいるところもある)が3年間あります。

もし医歯薬系の6年制の大学の場合は修士課程の2年間はなく、いきなり博士課程に進学します。その場合の博士課程は4年間あります。

また、修士卒で4年制の博士課程に進学することもできます。

つまり、以下の3つのコースが多いです。すぐに大学院に入学せずに社会人として働いた後に戻ってくる場合もあるので一続きに9あるいは10年間ではない場合もあります。

①学部4年→修士2年→博士3年の計9年間

②学部6年→博士4年の計10年間

③学部4年→修士2年→博士4年の10年の方もいます。

Q.大学院に進学するか企業に就職するかはいつ決めたか

A.修士課程に進むことは3回生の冬頃には決断し、博士課程への進学はM1の冬頃に決断しました。大学院入試は修士課程は4回生、博士課程はM2の夏~秋頃にありますが、もし就職する場合は大学院入試よりも早くから始める必要があります。そうなると3回生の冬あるいはM1の冬には進学するか就職するかを決断しないといけなくなります。

ただ博士課程への進学は早くから決めていた方が学振などの博士課程学生支援制度への申請がスムーズだとは思います。

Q.博士学生はお給料はもらえるのか?

A.基本的にもらえませんが、博士課程学生を支援する制度(学振やJST次世代など)に応募して通れば月15万から20万円程度もらうことができます。

Q.学割は使えるのか?

身分は学生であり、学生証もあるため学割等は使うことができます。

Q.大学院にも授業や単位はあるのか?

大学院は講義形式の授業もあり、単位を取る必要があります。学部のときほど多くはありません。むしろ授業よりも研究室にこもって研究している場合がほとんどです。ただし、単位を取るだけで卒業できるというわけではなく、修士課程では修士論文(通称修論)を、博士課程では博士論文を書く必要があります。博士課程では博士論文だけでなく、査読付きの論文(雑誌に載せる論文)を出す必要もあります。この辺は大学によっても何本論文を出さないといけないかなどルールはばらばらです。

Q.卒業したらどうなるのか?

以下の2つの進路から選ぶことが多いです。

①大学に残って研究を続ける

②企業に就職して研究を続ける

しかし、博士課程に行ったからと言って必ず研究職に就くというわけでもなく、博士課程で身につけた力を活かして研究職以外で仕事をする場合もあります。

ご覧いただきありがとうございました。他にも聞かれることまだまだあるので、博士課程学生がよく聞かれること②も時間ができた時に書きたいと思います。

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