生物系研究者のライフスタイル

4月に入り早くも1週間経ちました。環境は大きく変わりませんが、新社会人として私も新しい気持ちで1週間乗り切れた気がします。

まだ自分のことを研究者だと言えるほどの自信はないのですが、一応大学で研究を続けていく道を選択しました。

せっかく読んでいただくので研究者(n=1)がどんな生活しているか、これからどういう生活をしていこうか書いてみます。

実験が多いのでそんなにきっちり時間を決めて休憩したり出勤/退勤しているわけではないのですが、多くの日は以下のスケジュールで仕事しています。
朝8時〜9時:出勤
9時~お昼頃:実験
お昼休憩30分~1時間
13時頃~17時実験
17時頃~データ整理、論文読む、研究計画立てる
20時頃:退勤
そのあと家に帰ってから余力のある日はスライドいじったり論文の整理したりしています。とりあえず今の計画だと4月は土日も毎日大学に行くことになります。

もっとやらないといけないと言われたり、やり過ぎだと言われたりで、大学院生の頃にもバランスの難しさを感じてきましたが、働きすぎて潰れたら意味がないので上記の稼働時間をベースに調整していこうと思っています。

今から研究者を目指す人はそんな休みなくやらないといけないのかと思われるかもしれませんが、成果を出せるかどうかが大事だと思うので時間はあまり関係ありません。平日も土日も仕事に追われながらも、やらされてる感覚よりは自ら進んで取り組んでる感覚に近いので、ある程度好きでやってるだけです。

仕事内容的には今のところ大学院の頃と大きくは変わってはいません。今までと同じように実験したり、論文読んだり、発表したり、他の人に教えたりが日々の仕事です。これから新しい仕事もどんどん増えていきそうなのでそこは不安が半分、楽しみが半分といった感じです。同じ研究室で働けることから環境面での変化は少なく働きやすいとは思っています。

大学院生の時よりも気をつけているのは休まずコンスタントに続けていくことです。最悪どうしてもしんどくなったら休もうという選択が頭にあったのが大学院の頃でしたが、社会人なので休むわけにはいきません。研究者という仕事の性質上忙しい日や時期は出てくるので、それを見越して毎日オーバーワークにならないように調節しようとはしています。

次に気持ちの面で大きく違うのは毎月お給料があることです。今まではバイトでいただくお給料のみで生活してきましたが、研究とのバランスを取るのが難しかったです。

特に夜にバイト行こうと思うとそれまでに実験を絶対に終わらせないといけないという制約が出てきます。でも実験って思わぬトラブルもあるのでバイトまでに終わらせられず何度も悔しい思いをしました。また、そもそもバイトがある日は1日がかりの大きい実験は入れられないので、バイトを増やせば増やすほど研究計画に制限が出てきて研究が遅れていきます。

下記でも書いたのですが、D3の頃にJST次世代に採択されて半年間だけ経済的に救われた時期もありましたが、去年一年間は留年を経験し、かなりアップダウンの激しい生活をしてきました。
JST次世代採択→修了→留年へ
博士課程留年の1年間のまとめ

それが今は研究をすることでお給料をもらえるので、バイトしなくても自立して生活できると思えると嬉しく、研究の一つのモチベーションになっています。

あとは今は4月なので良いのですが、今後成果を出していけるかどうかの不安はあります。でももうその辺は考えても仕方ないので流れと運に任せつつ、とにかくやれるだけやりつつ健康に過ごすのが一番だなって思ってます。

また、アカデミアで研究を続けるといってもあまり知り合いもいません。同年代の研究者や臨床検査の仲間ももっと増やしたいのでもっと学会に参加して様々な方と交流したいと思っています。

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