研究室生活でのモチベーションの変化

研究生活のモチベーションの変化(B4~D3)

上の図が私のモチベーションの変化です。研究室に配属されてからD3の終わりまでをグラフにしました。実際にはもっと小刻みに揺れていたかもしれませんが・・・

まずB4の頃に研究室に配属されました。この頃に感じたのは

  • 実験が失敗してもトラブルシュートできない
  • プロトコルをもらえばなんとか実行できるが、なければ何もできない

ということです。ただ研究している内容に関しては面白いと思っていました。そこで修士課程には行こうと決意します。

秋頃に無事大学院修士課程の入試にも合格し、卒論発表も終えて、2月の臨床検査技師の国家試験も乗り切り、苦しみはしましたが、モチベーションはかなり上がりました。

そして国試を終えて数週間後、大学院生活が始まりました。M1の頃は実験計画を考えたりするのも苦手で優先順位や時間配分を間違えたり、何の実験したらよいかわからないといった状態が続きました。しかし、なかなか伸びていかない自分のレベルの低さにイライラもしつつも少しずつは成長を感じてはいました。

そうこうしているうちに進路について考える時期がやってきます。M1の秋から冬にかけてもう進路について考えていかなければなりません。先輩方が企業の研究開発職に就職されたのを見てきたので自分もせっかく大学院に進学したのだから就活して企業に就職しようと思っていました。しかし、当時の感覚では

「全然研究できるレベルに到達していない」でした。

考察もきっちりできない、発表も下手、論文はきちんと読めない、実験計画もまだ全然ダメ。今やっている研究のことならそれなりに理解して進められそうだが、万が一企業の研究開発職に就職できたとしてもこんなレベルじゃ到底やっていくのは無理だという気持ちでいっぱいでした。それなら博士課程に進学してもっと研究者としてやっていける力をつけたいと思いました。

そしてM1の2月頃に教授に博士課程に進学したいと伝えます。教授は大変喜んでくれました。博士課程進学を決めてよかったと心から思いました。

そこからM2になり、後輩の指導を任されるようになりました。また、自立して研究できるようになるための教育を受けることになりました。疲れるときもありましたが、やりがいを持って取り組めていました。

M2の秋ごろに博士課程の入試があり、そこで研究発表をする必要がありましたが、発表が下手、論理的に話を組み立てる力がない、スライドを作る力が全く伴っていないことを再度実感し、結構落ち込みました。冬には修士論文を書きましたが、M2の春に学振DC1を出していたこともあり、まとめることに慣れていたからかそこまでモチベーションは下がらず乗り切ることができました。また、一段落したのでモチベーションが上がってきました。

そして博士課程に入学します。今思えばD1はまだまだ気楽でしたが、結果によってかなりモチベーションは変化していたと思います。モチベーションがプラスになったりマイナスになったりしながらなんとか耐えていたのですが、D2に入って転落し始め、D3でようやく慣れてきたのかモチベーションは回復しました。

自分が高いモチベーションを維持できている時は
①周りの人とコミュニケーションがしっかりとれている
②研究がうまくいっている
③イベントを終えた後
この3つだと考えています。これに関しては以下の記事で詳しく述べています。
博士課程3年間のハードワークに耐え抜くまで

ご覧いただきありがとうございました。

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