先日FP2級を受験してきました。まだ合否はでていませんが、自己採点では無事合格ラインを超えてそうでした。総勉強時間や勉強方法については別の記事でまた書きたいと思います。
今回はFP3級でも2級でも頻出の6つの係数の覚え方を紹介します。各係数の細かい説明は参考書やネットでも色々書いているので、特に覚え方に焦点を当てて解説していきます。
まず6つの係数とは現価係数、終価係数、減債基金係数、年金現価係数、年金終価係数、資本回収係数の6つです。それぞれどうやって使うのか私も覚えるのにとても苦労しました。
色々な覚え方がありますが、ごちゃごちゃした話を読むよりクイズを何周も回して覚える方法が向いている方もいるのではないかと思い6つの係数クイズを作りました。間違えるとクイズが終了し、正解すると次の問題へ進むことができます。何周もしていると自然と身につくと思いますので試してみてください。
もう一つキーワードから覚える方法を紹介します。6つの係数を考えるにあたって以下の3つのキーワードがあります。
①現在or将来
②積み立て
③取り崩す
まず考えるのは現在の金額か将来の金額かです。
現在の金額を求めるのは現価係数、減債基金係数、年金現価係数の3つ、将来の金額を求めるのは終価係数、年金終価係数、資本回収係数の3つです。
現在の金額を求める3つには「ゲン」というキーワードが入っており、将来の金額を求める3つには「シ」というキーワードが入っています。この時点で試験では3択にしぼることができます。
次に6つの係数の中で2つだけ字数の少ない現価係数と終価係数があります。シンプルな用語の2つは運用方法もシンプルで、元々持ってるお金を複利で運用して将来得られる金額を求める時に使うのが終価係数、複利で運用してある金額を貯めるために現在必要なお金を求める時に使うのが現価係数です。
ここから現在と将来の残り2つずつについて見ていきます。
「現在」かつ「積み立て」というキーワードが関係しているのが減債基金係数です。
減債基金係数は、ある金額を貯めるために(現在から)毎年積み立てる金額を求める時に使います。現在の金額を求める「ゲン」が入っており、「積」という漢字の右側に注目すると「債」の右側と同じになっていることから毎年積み立てる金額を求める時は減債を使うと覚えていました。
そうすると「ゲン」はあとは年金現価係数が残ります。年金現価係数は毎年複利で運用しながらある金額を取り崩すために現在必要な金額を求めるために使います。これはゲンの消去法で覚えることができます。
次に将来の金額を求める残り2つを見ていきます。まず覚えやすいのは資本回収係数です。
資本回収係数は今ある元本を運用しながら取り崩して毎年(将来)得られる金額を求める時に使います。取り崩すの「取」がシュと読むので、回収のシュと重ねて覚えました。
そうするとまた消去法で年金終価係数が残ります。これは毎年運用しながら積み立てて将来得られる金額を求める時に使います。
以上をまとめると下記のようになります。
運用して将来得られる元利合計金額ー終価係数
将来得たい金額のために必要な現在の金額ー現価係数
毎年積み立てて将来得られる金額ー年金終価係数
将来得たい金額のために(現在から)毎年積み立てる金額ー減債基金係数
毎年取り崩すために現在必要な金額ー年金現価係数
今ある元本を取り崩して毎年(将来)得る金額ー資本回収係数
現在 or 将来、積み立て、取り崩す、というキーワードに着目すると覚えやすいのでぜひ参考にしてみてください。
FP3級の受験については下記にまとめてますので、こちらもぜひご覧ください。
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