解剖生理学解説:フィードバック機構

フィードバック機構(ネガティブフィードバック)

人間の体は自律神経やホルモンによって絶えず調節されており、恒常性を保っています。フィードバック機構は特にホルモンの調節に役立つ仕組みです。今から甲状腺ホルモンを例にフィードバック機構を説明したいと思います。

まず甲状腺ホルモンの産生に関わっている臓器は以下の3つです。

  1. 視床下部
  2. 下垂体前葉
  3. 甲状腺

視床下部は甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンを出して下垂体前葉を刺激します。すると、下垂体前葉は甲状腺刺激ホルモンを放出します。甲状腺刺激ホルモンは甲状腺を刺激し、甲状腺から甲状腺ホルモンが放出されます。

では、甲状腺ホルモンが増えたらどうなるでしょうか?

甲状腺ホルモンが増えると甲状腺がその上位の臓器、つまり下垂体前葉と視床下部に対して「刺激ホルモン減らして!!」と指令が送られます。それによって甲状腺刺激ホルモンや甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンが減少します。

そして次第に甲状腺ホルモンの濃度が減っていき元に戻ります。

このようにXがYの分泌を促すとき、Yが増加するとXが減少したり、逆にYが減少するとXが増加するといったしくみをネガティブフィードバック(負のフィードバック)機構とよんでいます。

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