【3回目で合格】理系大学院生の英検準1級1次試験合格までの勉強時間、使用教材、勉強方法

この記事で学べること

上が私の結果ですが、私の場合ライティングで合格までもっていきました。リーディングやリスニングで満点をとるよりもライティングは自分のペースに持っていけるので満点取りやすいと思っています。英語の勉強というと、リーディングやリスニングに力を入れてライティングは後回しにしがちな単元ではありますが、むしろライティングが一番対策しやすく、リーディングやリスニングがそこまでできなくても合格できます。リスニングも上のスコアでは73%程度とれていることになっていますが、実際の問題の正答率は半分くらいでした。

この記事ではreading、listening、writingの対策を教材、勉強時間、方法含め紹介します。目次を見て気になるところからご覧ください。

【総対策時間】:3か月(平日の平均勉強時間2時間、休日5時間)

【教材】:以下の各対策の項目を参照

reading対策

【対策期間】:1か月

【教材】:「過去問」(準1級、1級)、「でる順パス単準1級(旺文社)」

対策方法の前にそもそもどのくらいの実力があったか

おそらくreadingは目指すと決めた段階での実力の差によってどのくらい対策が必要か変わってくると思いますので、私のバックグラウンドと対策を始めた時点での実力をまずご紹介します。

  1. 理系の大学生(センター試験の英語は144点)
  2. 論文を1か月に一つ読む(医学系)
  3. シス単は7割方暗記ずみ
  4. 英検2級は取得済

こんな感じです。

この実力からスタートして対策期間1か月と思って以下を読み進めてください!私の場合医学系の単語は少し詳しかったということ以外は、とりわけreadingができるという感覚はありませんでした。

reading対策方法①過去問の長文をひたすら読む

センター試験レベルの長文を読む力があれば、おそらく全く手がつけられないということはないと思います。その時に出てきた単語を復習していきました。私は理系だったので理系の話は絶対に落とさない自信をもてるくらい読みました。

reading対策方法②パス単を覚える

少し長文ばかり読んでると疲れてくるので電車や寝る前などはパス単を覚えました。ただし、完璧にはできなくても大丈夫です。ある程度覚えたら読む練習に時間を費やすのがよいと思います!(単語帳を覚えてもわからない単語は出てくるので)。

パス単を見て知ってる単語が語彙問題で出てきたら嬉しいけど知らなかったら仕方ないと思っておく方が良いです!特にこの語彙問題に時間を割かないことが合格への近道です!

reading対策方法③1級の過去問を読む

これは何を目標とするかにもよりますが、1級の長文を読む練習をすると準1級の長文が簡単に見えてきます。私の場合、最終的には1級を目指して対策していました(まだ合格はしてません)。準1級の長文だけでなく1級の長文を読むことで今後のためにもなりますし、準1級対策にもなるのでオススメです!

reading対策方法まとめ

大切なことをまとめると

  1. 過去問の長文を読む
  2. パス単をすき間時間に覚える
  3. 1級の長文を読む

listening対策

【対策期間】1か月

【教材】過去問、TOEICの公式問題集

listening対策方法①過去問演習

私はリスニングが非常に苦手でした(センター試験の英語リスニングは50点中24点)。英検準1級のリスニングは聞き取ることがほとんどできない状態からのスタートです。

本番の正答率は半分でした。

そんな私がお伝えできるのはじゃあ半分とれるだけの力はどうやったらとれるのかということですが、それは過去問のリスニングを解いてスクリプトを見て、再び聞いてすべて聞こえるようになるまで1問1問丁寧にやりました。

listening対策方法②TOEIC対策

これはかなり効果的です。というのは英検よりTOEICの方がリスニングのスピードが断然速いのでTOEICのリスニングを練習した後に英検の過去問を聞くとゆっくりに聞こえます。対策の仕方は上の過去問演習で書いたことと同じで問題を解いてスクリプトを見て、スクリプトを見ずに聞こえるようになるまで聞く、ということです。

listening対策まとめ

大切なことをまとめると

  1. 過去問のリスニングをスクリプトを見ずに聞こえるまでやる
  2. TOEICのリスニングのスピードに慣れておく

writing対策~満点をとるために実践すべきこと~

【対策期間】:2週間

【教材】:
「本記事のテンプレート(以下)」
「システム英単語(駿台文庫)」(単語帳であれば何でもok)
「英語の構文150 岡田伸夫(著), Edward M.Quackenbush(著) (美誠社)」(構文がまとまってあれば何でもok)

満点をとるために実践すべきこと①【使ったことがない単語や文章を使わない】

満点をとるためには間違った英語を書かないということが一番大事です。そのためには使ったことがない単語や文章を自分なりに使ってみて書くことはやめておいた方がいいです。私が点数が伸びなかったときによくやったのは準1級の単語帳で覚えた難しめの単語を使って文章をかっこよくした気になっていたということです。単語を単語帳の訳だけで判断して使うと、間違った使い方になっている可能性があります。特に難しい単語になればなるほど使える場面が限られてくるので気をつけなければなりません。となると、自分が使ったことがある、文章の中で見たことがある単語を使うべきです。それは文章でも同じです。間違った文章を一つでも書いてしまえば減点されてしまいますし、それで内容まで間違って読み取られてしまえば大幅減点をくらいます。

当然練習の時に自分の書いた文章をプロに見てもらう場合にはいろいろ試してみるのはありだと思います。しかし、私のように独学で英検合格を目指す方であればライティングを見てもらうのは難しい方もいるかもしれません。なので私は練習のときに新しい文章や単語を入れるときは正しい文章を見て勉強してその文章を丸覚えして使っていました。そうやって練習のときに文章を増やして本番では覚えた文章だけ使うのが大切です。

満点をとるために実践すべきこと②【どんな問題でも同じように書けるテンプレートを作っておく】

英検準1級の限られた試験時間でライティング120~150語を完成させるためにはその場で新しい文章を作るのは時間がもったいないです。ある程度どういった問題にも使える文章を作っておくことが必要です。
これは例えば
1文目は
I think that we need to~(問題文の一部を変えて書く)
I agree that we~(問題文の一部を変えて書く)

2文目は
There are two reasons why I feel this way.

3文目
First, it is important for us to~(キーワードに関する内容を抽象的に書く)
First, it is necessary for us to~(キーワードに関する内容を抽象的に書く)

4文目
It is because~(3文目に書いた理由を具体的な入れる)

5文目
If we~, we~の文を使って4文目の内容をさらに具体化
By ~ing~, (4文目の内容をさらに具体化)

6文目
That is why~(3文目に書いたことと同じことを言い方を変えて書く)

7文目~10文目
二つ目のキーワードについて3~5文目と同じ構成で書く。

11文目
In conclusion, we should take actions to~(一文目に書いたことの言い換え)

だいたい1文を10~15単語に決めておいて書けば120語は越えると思います。ある程度長い文章を書けることは大事なので、関係代名詞や、不定詞、動名詞、前置詞など使ってアピールすることは意識していました。あとは抽象的な内容からだんだんと具体化する流れも大切です。

満点をとるために実践すべきこと③【短縮形は使わない】

これはすぐに気をつけられることで例えばdo notをdon’tにしたり、It isをIt’sにしたりするのはやめておいた方が良いでしょう。ライティングはきっちりとした文章を書くもので、短縮形を使うと会話っぽくなってしまうためやめておきましょう。

満点をとるために実践すべきこと④【単語や構文は大学受験レベルのものを入れてアピール】

単語も難しいものは使わないとは言いましたが、さすがに中学校で習うものばかりでは準1級では満点は難しいかもしれません。私が高校生のときに使っていた教材が、単語帳は「システム英単語(駿台文庫)」、構文は「英語の構文150 岡田伸夫(著), Edward M.Quackenbush(著) (美誠社)」で、この二冊に載っているものを使えれば十分です。構文は全部覚えるというより、使えそうなものを取り出して覚えていました。

自分が良く使い慣れている単語や構文を使うのがベストですが、個人的には仮定法と分詞構文は減点が怖いので使わない方が良いかなあと思ってます!分詞構文は読み手のことを考えると読み違いが起こりやすいものであり、仮定法も使うべき場面かどうかの判断が難しく試験のライティングに向かないと思ってます。

満点をとるために実践すべきこと➄【様々なお題に対して意見をもつ習慣をつける】

例えば「大学生の間に留学をすべきか?」というお題があれば

自分は留学をすべきだと思う。なぜなら大学生の間に異文化理解を深めておくことは大切だから、また英語を話せるようになることは今の時代では非常に役に立つから、など理由をまず日本語で挙げておく習慣をつけるのが大事です。さらにどうやって異文化理解を深めることが大切なのはなぜか・・・とさらに掘り下げていければ完璧です。

習慣がついてくると、ある程度自分の共通する考え方ができあがってきます。その考えを元にライティングの練習を何度も繰り返していくと、ある程度理由も使いまわせるようになってくるのでそれを英語で書けつようにしておけば本番でも使えるようになっていると思います。

writing対策まとめ

大切なことをまとめると

  1. 使ったことがない単語や文章を使わない
  2. どんな問題でも同じように書けるテンプレートを作っておく
  3. 短縮形は使わない
  4. 単語や構文は大学受験レベルのものを入れてアピール
  5. 様々なお題に対して意見をもつ習慣をつける

3回目にしてなんとか1次試験には合格することができましたが、2次試験も3回不合格となりなんとか無事に準1級に合格することができました。

2次試験のspeaking対策については【4回目で合格】理系大学院生の英検準1級speakingの勉強方法、使用教材をご覧ください。

 

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