アカデミアの研究者の仕事とは?大学で研究できて良かったこと

はじめに

アカデミアで研究者として働き始めて3年が経ちました。今回はアカデミア研究者の仕事について書いていきます。

皆様はアカデミア、つまり大学の研究者に対してどんなイメージをお持ちでしょうか。自分のやりたい研究を好きなように研究ができる、趣味の一環でのんびり研究ができる、授業をする人、など色んなイメージをお持ちかと思います。

私自身大学の研究者って実際どんな風に働いているのか元々よく知っていたというわけではありませんでした。学部生の頃は授業でしかほとんど会うことがないのが大学の先生でしたので研究しているということを実感できたのは3-4年生の頃でした。大学院に入ってからは授業の合間に研究もやっているんだ、と改めて実感し、授業で習うことはすでに世の中でわかっていることでしたが、研究となるとまだわかっていないことを明らかにしていくということで教育の面だけでなく研究者としての面を知ることとなりました。

私もまだまだ研究者としては若手の段階ですが、1年目、2年目、3年目とだんだんと研究者ってどんな仕事をしているのかどんどん解像度が上がってきたので、改めて研究者ってどんな風に働いているのかについて書いて興味を持っていただけると嬉しく思います。

研究者は自分の名前が載った論文を出版することができる

サブタイトルはポジティブに書きましたが、論文を出版することは何より大変なことで、一つの論文を完成させていくためには長い年月がかかってくるので、日々研究を進めていくことが大事になってきます。また、学会活動もあるため出張で土日が潰れてしまうこともあります。さらには特に生物学の実験では細胞を培養しているために土日の間細胞を世話するために大学に行く必要が出てくる場合もあります。また、月曜日から金曜日で上手く実験が進めば良いのですが、実験は継続的なものも多いので、土日も実験せざるをえない場面も多々あります。

毎日の仕事内容を自分で決めて進めていくという意味ではとても自由度の高い仕事ではあると思う反面、どう休むかも自分で決めていかないといけないのは意外と難しかったりもします。その中でも家庭とのバランスをどう取っていくか、は研究者にとっての一つの課題だと思います。毎日休まず夜通し研究しているといった研究者の話も聞きますが、家庭と研究の両立を目指していくべきではないかとは思っています。

研究者は時間の融通が利く

研究者は自分のやりたい研究をある程度実現できる面はあります。ただ、研究にはお金がかかりますので本当に趣味であってはならず、どのように社会に貢献できるかは考えていく必要があります。ゆっくり研究できるかというと、学生の教育、研究、学会活動などなど忙しさの波があるのですが、確かに時間の融通はききやすいかもしれません。上手く仕事と家庭を両立させていくことも可能です。

私もかつてはなかなかその両立ができていなかった頃もありましたが、最近ではきちんとプライベートの時間は確保することはできるようになってきました(だから趣味でブログも書く時間が取れてるのですが)。私の場合は平日は夜に用事がある時や、体の疲れが溜まってる時は極力早く帰って、自分の調子に合わせてメリハリをつけるようにしています。また、土日はプライベートの予定が入る時はまずそこを押さえるようにして、それに合わせて可能な限り仕事の予定を組み立てるようにしています。研究時間はとても大事だとは思っていますが、何より結果を出していくことに重きを置ければと思っています。ただその結果は時間かけて生まれてくるものも多いとも感じます。そのバランスが難しく、これは研究者にとって永遠に悩みなのかもしれません。ただ、自分の考えとしてはやはり生活あっての研究、結果が出ずに大学で研究を続けていくのが難しくなれば精一杯やった結果なら納得もいく、受け入れるべきだろうと思っています。

学部生や大学院生と研究の面白さを共有できる

研究が好きで、もちろん指導していただいている上司と分かち合える喜びもありますが、学部生や大学院生と一緒に研究を進めていけることは研究者にとってのやりがいの一つだと思っています。自分の方が研究歴が長いので気づけることも多いとはいえ、学生に指摘されて気づくことも沢山ありますし、実験をして結果が出た時に一緒に喜べた時は大学で研究できて良かったと思えます。きちんと大きな成果としてまとめていくことができれば、もっと大きな喜びが得られるのかなと思い日々奮闘しています。成果を出していくためにも学生に研究の面白さを理解し、実感してもらうこと、正しい研究の進め方を指導できるようにしていかないといけない、思っています。研究室に来る人は研究に少なからず興味を持ってきていると思っているので、いかに自分が知れた大学での研究のやりがいや面白さを伝えられるか、そこにはある程度の厳しさも必要だと感じます。

最後に

思うがままに研究者の仕事について、大学で研究できて良かったことについて書きましたが、大学院生の頃には悩んだことも多々ありました。特に博士号を取得するまでの道のりは大変長かったので、そのことについてまとめた下記の記事もぜひご覧ください。
博士課程留年が決まって思うこと④final【博士号取得】

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