ITパスポート試験では損益計算書(PL)の問題も出題されます。PLはProfit and Loss statementの略です。
損益計算書といえば簿記の試験に出てくるイメージしかなく、理系学部出身の私には全然なじみのない用語ばかりで最初は理解するのに苦労しました。営業利益や経常利益といった普段ニュースなどで目にするけどいまいち違いを理解できていなかったんですよね。
今回図にまとめてみたら、今まで抱いていた疑問がかなり解消されましたので、解説していきます。
まず式で書くと下記のようになります。
売上総利益=売上高ー売上原価
営業利益=売上総利益ー販売費及び一般管理費
経常利益=営業利益+営業外収益ー営業外費用
税引前当期純利益=経常利益+特別利益ー特別損失
当期純利益=税引前当期純利益ー法人税等
この式だけ丸暗記すればある程度問題は解けるので良いのですが、私の場合なかなか覚えられなかったので、、、下図にまとめました。
まず売上高の中には売上原価が含まれます。売上原価とは売れた物の仕入れから製造にかけてかかった費用のことです。
売上高の全てが利益になるわけではなく、物を売るまでの間に上記の売上原価がかかってきます。そのため売上総利益は売上高から売上原価を引く必要があります。
改めてまとめなおしてみると、企業の当期純利益というのは様々な費用が差し引かれているので、売上高だけでなく他の費用がどのくらいかかっているかというのも大切だということを実感します。