1回目の挑戦から1年後、2回目の挑戦へ
前回の記事で第1種放射線取扱主任者筆記試験の初受験の時の話を書きました。
第1種放射線取扱主任者筆記試験(初受験)の勉強方法で良かったこと良くなかったこと
今回はその続きとして2回目の挑戦についてお話します。ちなみに1回目が不合格となった後、2回目の勉強を再開したのは次の年の7月です。かなり遅いです・・・
2回目の挑戦までの約1か月半行ったこと
まずは1回目の時に使用していた教材の復習です。前回ご紹介していますが、改めて手持ちの教材について整理しておくと、
- わかりやすい第1種放射線取扱主任者合格テキスト 福井清輔(著)
- 第1種放射線取扱主任者マスター・ノート 福士政広(編集)
- 「公益財団法人 原子力安全技術センター」のホームページに載っている過去問
が初受験の時に使用していた教材で、さすがに前回不合格であったこともあり、ネットでみんながどんな教材を使っているか調べてみました。すると頻繁に検索にかかる教材を見つけました。
放射線概論-第1種放射線試験受験用テキスト(柴田徳思 編集)です。
これを2回目の受験前に購入しました。この4冊で勝負しようと思い、まずは教材1.わかりやすい第1種放射線取扱主任者合格テキスト 福井清輔(著)を一通り読みました。1年前に何度も読んでいたのですぐに覚え直すことができ、また改めて読むことでさらに理解が深まりました。そして教材2.第1種放射線取扱主任者マスター・ノート 福士政広(編集)を1周して、その後わからないこと、あるいは無理やり理解したことが残っていたので、新たに購入した放射線概論の私がわからなかったところを読みました。
最後に過去問をやってまあまあ2回目ともなると結構正答率も上がり、そうこうしているうちに試験当日を迎えました。
試験当日
試験当日は2回目ともなると流れもわかっており、いい緊張感で試験会場に入り、待ち時間は教材1.わかりやすい第1種放射線取扱主任者合格テキスト 福井清輔(著)を読んでいました。結構周りの人を見渡す余裕もあり、見ていると放射線概論を見ている人や自分なりのまとめノートをみている人もいることに気づきました。まとめノートなどは作っていなかった私は作っておくとよかったかなと思いました。
また、これは放射線取扱主任者あるあるなのですが、課目と課目の間の休憩時間に「あー今年もだめだ」と言い残して帰っていかれる方もいます。そして二日目になると人が減っていることに気づくと思います。全課目どれも5割以上でかつ合計で6割以上とらないといけないのでどれか一つでも失敗すると一気にやる気をそがれるところがこの試験の厳しいところでもあります。なので私は課目が終わったらその課目のことは忘れて、どのくらいできたかなどは考えないことにしていました。
2回目の挑戦の結果
不合格でした・・・。しかし、この2回目の挑戦から学んだことは以下です。
- 放射線概論はマスターノートでわからないところのみだけ読んでおり、しっかり理解できていない部分も多かった。
- 完璧に覚えられていなくても過去問が正解すればOKとしてしまっていることがたくさんあった。
- 式の意味がわかっていない部分があったので当日に立てた式が間違っていた。式の意味をもっと放射線概論で興味を持って勉強しておけばよかった。
暗記系は得意なので、生物学は良かったのですが、物理と管理測定技術(今の課目では実務)が苦手でやはり意味をわかっていない状態での受験はまずいことに改めて気づかされました。しかし、結果は不合格でありましたが、落ちたショックでさらにやる気が出てきました。そして次の年に3回目の受験をすることになります。
3回目の受験については下記記事へ。
【第1種放射線取扱主任者試験攻略法】勉強時間、教材、方法